■宇宙探査機ボイジャー打ち上げチームの約半世紀にわたる物語
ボイジャー宇宙探査機は、私たちが派遣した最遠の使者だ。
1977年に打ち上げられた2機の探査機は太陽系の外側、星間空間に突入したが、今なおその生みの親たちによって運用、観測が続けられている。
本書はボイジャー宇宙探査機を打ち上げ、数々の発見を成し遂げた卓越したチームメンバーたちの約半世紀にわたる情熱的な活動を惑星科学者ジム・ベルが記す。
探査機がもたらした新たな発見が、次々と人々の理解を一変させていった当時の熱気を伝える。
■商品情報
ジム・ベル 著 古田 治 訳
A5判/272ページ
ISBN:978-4-7699-1666-6
恒星社厚生閣 刊
■目次
序章 アウトバウンド
第1部 惑星直列
第1章 探査機ボイジャー
第2章 重力アシスト
第3章 ビンの中のメッセージ
第2部 壮大な旅・グランドツアー
第4章 木星:宮廷内の新世界 惑星の王
第5章 土星:リングの中のドラマ
第6章 天王星:牡牛の目をもつ傾いた世界
第7章 海王星:最後の巨大氷惑星
第3部 過去を振り返り未来を見る
第8章 ピクセルあたり50億人
第9章 太陽圏から星間空間へ
第10章 その他の恒星・惑星と生命体
あとがき 新たな宇宙
注釈および参考文献
謝辞
訳者あとがき